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ギターの歌声をポエムにしました。ジャズバンドのこと [ポエム集]

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ギターの歌声をポエムにしました。
ジャズ風に6本の弦でメロディーを
生み出してリズムを刻む
ギター
その楽器は演奏と同時に
歌も歌えるから
楽器の中で一番人気がある

ギターが輝きを失う時
ギターの人気が無くなっている時だから
ギターは永遠に輝いている


風を切り裂き走り抜けるギターの旋律
とにかく前だけを向いて突き進む
まるで人が未来を捨てた時のように

だがそれは最後は消え行く
伝説への旅でもある

炎に包まれているとおんきごう
風に吹かれている
その間を駆け抜けているギターの旋律

誰のために、何のために
とにかく前だけ向いて突き進む
まるで何かに追いかけられているように

だがそのギターの旋律の生き様に観客が声援を送り、感動する

だが観客が声援を送っても
そのギターの旋律が
涙を流すことは永遠にない


ギターが旋律を生み出すと
たくさんの四分音符がギターを包む

ギターが旋律をうみだすと
たくさんの四分音符が炎に包まれる

やわらかな風に包まれている
ギターがメロディーを生みだしたら
ビブラートの瞬間に僕の中にいる僕がやさしく呼吸する

6本の弦で生みだされた旋律の物語が
時間を切り裂けば
ビブラートの瞬間にとおんきごうが風に吹かれ
コードチェンジの瞬間にとおんきごうが炎に包まれる

風の中に生まれたギターの旋律が
風を切り裂けば6本の弦がラブソングを歌う


とおんきごうから始まる1つの物語を
6本の弦1つでよみがえらせたら
ビブラートの瞬間に5本の指に命が
ふきこまれる

ストロークの中に答えがあれば
コードチェンジの瞬間にとおんきごうが光に包まれる

誰も知ることのないメロディーが
何のためでもない時間を輝かす

1本のギターで生みだせば
時の最果てから感動が生まれてくる


あいつのギターのメロディーが
風の中を駆け抜けると
コードを抑えてる左手の5本の指の中で
眠っていた歴史が目を覚まし
弦を弾いている右手の5本の指の中で
眠っていた情熱が目を覚ます

人は人と暮らして人生をつくりだして行くけど
あいつのメロディーは
他の楽器のメロディーとあわさなくても
音の魔法をつくりだしている

あいつのギターのメロディーが
時間を切り裂くと
時間と時間の間から
感動が生まれてきて
あいつのギターのメロディーが
風を切り裂くと風と風の間から
奇跡が生まれてくる

あいつのギターのメロディーが
暗闇の中を駆け抜けると
とおんきごうが光に照らされ
四分音符が風に吹かれ
八分音符が炎に包まれ
全音符が時間を切り裂く

そしてビブラートの瞬間に
ピリオドのない音の冒険が始まる



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